わんこのしつけ完全攻略 早食い編

愛犬がごはんをものすごい勢いで食べている……そんな光景を「元気があっていいな」と微笑ましく見ている飼い主さんもいるかもしれません。しかし早食いは、命に関わる危険を引き起こすことがある問題行動です。
トリマー歴12年の私が、早食いの原因と改善方法をわかりやすく解説します。
なぜ早食いするの!?

犬が早食いをする主な原因は①競争本能(多頭飼い環境や過去の経験)、②不安感(取られてしまうかもという恐怖)、③空腹感、④習慣です。
野生時代の犬は獲得した食べ物を他の動物に取られないよう素早く食べる必要がありました。その本能が今も残っています。また、过去に他の犬に食べ物を取られた経験がある犬は特に早食い傾向が強くなります。
なぜ早食いをやめさせる!?

早食いの最大のリスクは「胃拡張・胃捻転症候群(GDV)」です。これは胃が空気で膨らみ、回転してしまう緊急疾患で、大型犬に特に多く見られます。最悪の場合、数時間で死に至ることも。
他にも消化不良・嘔吐・誤嚥(窒息)のリスクも高まります。早食いは「食欲旺盛」ではなく、適切に対処が必要な問題です。
手順
手で一つづつあげてみる

食事の際に手で一粒ずつ与えることで、自然と食べるペースをコントロールできます。最初は手から直接食べさせ、「ゆっくり食べる=おいしくもらえる」と学習させましょう。
この方法は手を使った給餌トレーニングにもなり、「飼い主の手=安心」という信頼関係の構築にも役立ちます。
フードをふやかしてみる

ドライフードの場合、少量のお湯やぬるま湯でふやかして与えると、かさが増えてゆっくり食べやすくなります。さらに消化にも優しく、特に子犬・高齢犬にもおすすめです。
食器を変えてみる

スローフィーダー(早食い防止食器)は、食器の内側に突起やミゾがあり、犬が舌を使いながら少しずつ食べる構造になっています。
市販の早食い防止食器やパズルフィーダーを使うことで、食事時間が延び、満足感も高まります。
ポイント

早食い防止のポイントをまとめます。
- 早食いは胃捻転・消化不良・誤嚥のリスクを高める
- 手で一粒ずつ与えることでペースをコントロールできる
- ふやかしフードや早食い防止食器が有効
- 1日の食事を2〜3回に分けることも効果的
まとめ

今回のポイントをまとめます。
- 早食いの原因は競争本能・不安・習慣
- 最大のリスクは胃捻転(GDV)で命に関わることも
- 手で与える・ふやかす・食器を変えるの3つが効果的
- 多頭飼いの場合は別々の場所で食事させるのも有効
早食いの改善はできます。お悩みの方はドッグサロン てぃーつりーへお気軽にご相談ください🐾


