【本の要約】『Give&Take 「与える人」こそ成功する時代』都合がいい人にならない作法

『Give &Take 「与える人」こそ成功する時代』

よく成功の秘訣としてまずは与えることが大切であるというような言葉をよく聞くのではないでしょうか?

しかし皆様の実感はどうでしょうか?

上司にいわれたことをしっかりこなして与えているのに社内の成果が上げられない。

または与えているつもりなのに返ってきている実感がないという経験はないでしょうか

いろんな成功法則が書かれた本にも与えることが成功の鍵であると書かれているのになんだか報われない感じがするかもしれません。

今回はそういった与えることで成功するための詳しい実践方法や成功するためのメカニズムについて学んでいきたいと思います。

今回紹介する本は『Give &Take 「与える人」こそ成功する時代』という本です。

本書を書いた人はアダムグラントさんという方でgoogleIBM、ゴールドマンサックスなどでコンサルティングや講演活動をしているすごい人です。

では内容に入っていきましょう。

Give&Take 「与える人」こそ成功する時代 図解

あなたは、まだ『Give& take』で人生を決めているのか?

まずGive(ギブ)とTake(テイク)とは何かというお話からしていきます。

英語の意味で言うとGiveは与えるという意味でtakeは奪うとか取るという動詞になります。

それが与える人となればgiver(ギバー)と呼んだり逆に奪う人のことをtaker(テイカー)と呼びます。

つまり、人に奢ってあげたり技術を教えたり与えることが多い人のことがギバーに分類ができます。

逆に奢ってもらったり教えてもらったりと与えられることが多い人のことをテイカーと分類できるのです。

多くはこの2つに分類されることが多いのですが実は本書で言われているのが3つ目の分類でそれがMatcher(マッチャー)です。

マッチャーとはmatchさせる人でバランスをとるタイプの人のことです。

つまり人間関係上で与えられたら与え返すし奪われたら奪い返すという性質を持った人間です。

このギバー、テイカー、マッチャーの3つのどれかに人間は分類ができます。

身近な人でもこの人はギバーだなとかこの人はマッチャーかなという人はいるのではないでしょうか?

成功するギバー

ではこの3タイプで成功できる人はどんな人でしょうか。

最初にランキングを発表しておくと

1位ギバー

2位マッチャー

3位テイカー

4位ギバー

となります。

このランキングを見るとギバーが2回出てきてない?と思うかもしれませんがそれがこの本の肝になる部分でギバーには2種類のタイプがあると言うことです。

結論から言うとこの4位のギバーが実感的に「与える人」が損をするギバーで

成功した人や本などでいわれている「与える人」というのが1位のギバーなのです。

まずギバーとテイカーとマッチャーの構成割合はギバー25%、テイカー19%、マッチャー56%です。

マッチャーが圧倒的に多いということですね。

そして4位のギバーは3位のテイカーにとって恰好の餌食になりやすいため搾取されるだけされるギバーという構図になります。

また3位のテイカーは2位マッチャーとの人間関係の中でお互いが奪い合うという構図になるので消耗していきます。

マッチャーが数的には多数なのでテイカーは失脚してしまいます。

そして2位のマッチャーは1位のギバーとはお互いが与えあうという構図になりお互いがwin-winの関係を築くことが出来ます。

つまり1位のギバーはマッチャーとの付き合いを大切にし、4位のギバーはテイカーとの付き合いに溺れてしまう傾向があるということになります。

この差こそがギバーの差ということになるでしょう。

本書では4位のギバーのことを自己犠牲型のギバーと分類していて1位のギバーを他者志向型のギバーと分けられています。

つまり他者志向型ギバー>マッチャー>テイカー>自己犠牲型ギバーということになり、他社志向型のギバーを目指しましょうということです。

「与える人」が気をつけなければならないこと

前章でも少し触れましたがギバーには2つの種類があり、マッチャーとの人間関係を大切にする他者志向型のギバーとテイカーとの関係に溺れる自己犠牲型のギバーがいるという話をしました。

ここではより詳しい両者の特徴についてまとめていきたいと思います。

結論から言うと他者志向型のギバーはお互いがWin-Winの関係になるGiveをして自己犠牲型のギバーは名前の通り、自分が損をするGiveをしてしまいます。

例えば、お金が欲しいと言う人がいたとしたら自己犠牲型のギバーは自分の資産からお金を渡します。

これだと自分の資産がなくなったらギブをすることが出来なくなってしまい、最終的にお互いが破滅してしまいます。

しかし他者志向型のギバーは仕事を斡旋したり手伝ったりしてもらいます。

こうすることによって相手も継続的にお金を稼ぐことができ、仕事を手伝ってもらえれば自分も助かるでしょう。

このようにお互いのWin-Winになるような人間関係を構築していくことが成功している人や本で書かれている「与える人」と言うことなのです。

名著 7つの習慣」の中でもWin -Winの関係性を作ることの大切さが書かれています。

要約をしておりますのでこちらも読んでみてください。

また、他者志向型のギバーが持っていて自己犠牲型の人にないものは自主性と計画性と達成感です。

自分から他者を助けるのが他者志向型のギバーで人に言われてギブするのが自己犠牲型のギバーです。

また、困っていたら助けるのが他者志向型で状態的に流されてしまうのが自己犠牲型です。

やるべき事

なんとなく違いがわかったところで実際に何をすればいいのかという話をしていきます。

自己犠牲型のギバーは人を助けすぎてしまっていてそれが日常化しています

本書で紹介されている方法としては100時間ルールです。

これは年に100時間Giveを意識的にするというルールを自身に課すということです。

つまり週に2時間人のために時間を使うと言うことです。

先ほど話した自主性、計画性、達成感を養うためのトレーニングです。

100時間という限られて時間で大切だからこそ自主的にこの100時間を使うようになり、さらに計画的に100時間を使います。

また、週に2時間というギブを達成できたという達成感を味わうことができます。

このように時間に制限を付けることで希少性と使い所を考えていこうということですね。

気遣いが報われる人、人に利用されるだけの人

最後に成功するためのギバーになることは分かったけどそもそもテイカーから奪われないようにすることも大切じゃないか?と思う人も多いのでテイカーとの付き合い方を見ていきましょう。

結論から言うとテイカーとわかったら自分はマッチャーになりましょう。

本書でもテイカーは排除しましょうと言うことが書かれています。

それは組織に1人でもテイカーがいるとギバーが無効化され、さらにマッチャーがテイカーのような振る舞いをするようになると言うことが書かれています。

テイカーの見極め方

まずテイカーとの付き合い方の前に相手がテイカーかどうかを判別する必要があります。

わかりやすく利益を吸い取っていくタイプのテイカーは見分けやすいですが一見いい人そうな人でもテイカーの可能性はあります。

テイカーは自分に利益があるかないかを判断指針にします。

つまり自分に利益があれば取り入ろうとするし、利益がないもしくは損失があるときは離れていきます。

本書で最初に言われる見極め方はSNSのアイコンです。

顔のドアップであったり自分だけの写真は黄色信号だそうです。

自分が自分がとなりやすいタイプなので利益を求めやすい傾向があるそうです。

次に「I(私)」が多い人です。

SNSと同様で自分がとなりやすいタイプで逆に「we(私たち)」という言葉を使う人はギバーの傾向があります。

最後に店員や友達の友達など遠い存在の人や後輩などの弱い立場の人に強く当たる人はテイカーの傾向が強いです。

これは単純に利益が少ないと判断するからです。

このようにテイカーの傾向を見ながら距離感を探っていくことが大切です。

気遣いが報われる人

ではテイカーを見つけ出したところでテイカーとの付き合い方なのですが先ほどいったように自分自身がマッチャーになることを意識しましょう。

テイカーというのは自分に利益がないと離れていきます。

例えばこれをやっておいてと仕事を頼まれたら今している仕事を投げてみたり、ご飯奢ってと言われたら次から奢ってもらうようにしたりなど対価をしっかり提案することがマッチャーへの道です。

これをするからあなたもしてねという関係性を作っておくことがテイカーを野放しにせず自分自身も他者志向型のギバーでいるための方法なのです。

テイカーの更生

最後にそんなテイカーでも更生のチャンスを与えましょう。

実は今までギバー、テイカー、マッチャーと3つに分類してきましたがこの3つは相手との関係性で変化します

例えば家族の前ではマッチャーだけど仕事場ではテイカーや彼女の前ではギバーだけど友達の前ではテイカーというように関係性で大きく移動するのがこの分類の特徴なのです。

つまり、最初はテイカーだったけど関係性が構築されてマッチャーになったりギバーになることはありえます。

ただ無理に変えようとするのは無理なので相手が変わったら受け入れる体制は整える必要があるということです。

具体的には相手がテイカーだと思って自分自身もマッチャーのように対応していても3回に1回くらいは自分がギバーに戻って試すことも必要であるということです。

まとめ

Give &Take 「与える人」こそ成功する時代』という本の要約をしました。

人間を分類するとギバー、テイカー、マッチャーの3つのどれかに当てはまります。

そして同じギバーでも他者志向型ギバーと自己犠牲型ギバーに分けることができます。

そして成功可能性が高いのは他者志向型ギバー>マッチャー>テイカー>自己犠牲型ギバーの順になります。

他者志向型のギバーはお互いがWin-Winの関係になるGiveすることで成功することができます。

テイカーの見分け方はSNSのアイコンや私中心の話題、店員や弱い立場の人への対応でわかります。

テイカーも関係性によってマッチャーやギバーになる可能性があるので見守りましょう。

-参考図書-