犬の「伏せ」の教え方|おやつと片膝で誘導する2ステップ

    犬の「伏せ」の教え方は、片膝を立てた足の下をおやつで誘導して通し、体勢が下がった瞬間に「伏せ」と声をかけておやつを与えることです。「うちの子は『伏せ』ができない」という悩みも、コツをつかめばどんな子でもできるようになります。伏せができると、愛犬を簡単に落ち着かせられます。この記事では、伏せの意味、準備するもの、2つの手順、つまずきやすいポイントを、図解を交えて解説します。

    この記事の結論

    • 伏せは、お腹を地面につけてリラックスした状態。できると愛犬を落ち着かせやすい
    • 手順は「片膝立ちの足の下をおやつで通す→体勢が下がった瞬間に「伏せ」と言って与える」
    • 力で体勢を変えたり、リードで引っ張ったりしない
    伏せの手順とポイントのまとめ図解

    まとめ図解:片膝の下をおやつで通して伏せの体勢をつくり、下がった瞬間に「伏せ」と言う。

    目次

    「伏せ」とは?できると何が変わる?

    犬の伏せの教え方を解説する図解の表紙
    伏せとは、お腹を地面につけて体をリラックスさせた状態

    「伏せ」は、お腹と胴体を地面につけて、犬がリラックスした状態になることです。服従のポーズともいわれますが、人や犬を落ち着かせるための「カーミングシグナル」になることもあり、状況によって意味合いは変わります。いずれにしても、飼い主さんとの信頼関係ができていることが前提です。リラックスした体勢をつくれるので、来客時や待たせたいとき、お手入れのときに役立ちます。

    「伏せ」の練習で準備するもの

    伏せの練習で準備するもの(お気に入りのおやつ、リード、落ち着ける静かな部屋)
    • お気に入りのおやつ:小さくて、すぐに食べられるものがおすすめです。
    • リード:股の下に通すとき、誘導しやすくなります。
    • 落ち着ける静かな部屋:気が散りやすい子は、最初は静かな室内で練習します。

    「伏せ」の教え方|2つの手順

    手順1:片膝立ちをして、その下を通す

    伏せの手順1:片膝立ちをして、その下をおやつで誘導して通す

    片膝を立てて座り、その下をおやつで誘導して通します。低くて狭い場所を通ることで、自然と伏せの形をつくれます。低い場所を通ったら、おやつを与えましょう。リードをつけて股下を通しておくと、そこしか通れません。ただし、力で愛犬の体勢を変えようとしたり、リードで引っ張ったりしないでください。嫌になってしまいます。飼い主さんのバランスが崩れないようにも注意しましょう。

    手順2:伏せの体勢になったら「伏せ」と言う

    伏せの手順2:体勢が下がった瞬間に「伏せ」と言っておやつを与える

    足を徐々に下げていき、伏せの体勢をつくります。体勢が下がった瞬間に「伏せ」と言い、おやつをあげましょう。形ができてきたら、足の下を通さなくても伏せられるように、少しずつ減らしていきます。足を通す前に、伏せをするようになるまで繰り返してください。「伏せ」の体勢と掛け声を、少しずつ一致させるのがポイントです。

    うまくいかないときのポイント

    伏せがうまくいかないときのポイント(股下を怖がる、おやつに反応しない、集中が切れる)
    • 股下を怖がって通らない:伏せの体勢をつくるのが目的なので、おやつを低い場所に持っていき、伏せの体勢がつくれれば十分です。絶対にリードで引っ張らないようにしましょう。余計に怖がります。
    • おやつにあまり反応しない:そんなときは、褒める、笑いかけることが大切です。犬は笑いかけられるだけでも、ごほうびだと思ってくれます。
    • 集中が切れてしまう:犬の集中力は5分程度です。5分たったら時間を置くか、次の日に改めましょう。

    「伏せ」についてのよくある質問

    Q. おすわりと伏せ、どちらから教えるべきですか?

    おすわりのほうが簡単なので、先に覚えるのがおすすめです。おすわりができるようになってから、伏せに進むと、愛犬も飼い主さんもスムーズです。

    Q. 伏せをしてくれても、すぐ立ち上がってしまいます

    まずは、体勢が下がった瞬間におやつをあげることが大切です。うまくできるようになってから、伏せを保つ時間を、少しずつ伸ばしていきましょう。

    Q. 小型犬でもこの方法でできますか?

    はい。小型犬や体の小さい子には、膝の高さを低くするなど、愛犬が通りやすい高さに調整してください。

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    まとめ

    • 伏せは、リラックスした体勢で、愛犬を落ち着かせるのに役立つ
    • 手順は「片膝の下をおやつで通す→体勢が下がった瞬間に「伏せ」と言って与える」
    • 力で体勢を変えたり、リードで引っ張ったりしない
    • 反応が薄いときは褒める・笑いかける。1回5分で切り上げる

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    この記事を書いた人

    こうへいのアバター こうへい オーナー兼ドッグスタイリスト

    トリマー歴:12年
    ドッグサロンてぃーつりー社長兼チーフトリマー

    経歴
    愛知県豊田市、刈谷市のトリミングサロンで7年間、日本での基本的なトリミングを学び、トリミングコンテストで入賞を経験。

    その後、オーストラリアのシドニーに1年間、カナダのトロントに1年間、イギリスのロンドンに2年間の計4年間のトリミング留学を経て、2023年、宮古島に『ドッグサロンてぃーつりー』をオープン。

    実績
    2012年 東海ZPKトリミングコンテスト 審査員賞受賞
    2017年 LPCトリミングコンテスト 入賞
    2018年 海外のトリミングサロンへ 入社(5年間実務)

    資格
    公益社団法人日本愛玩動物協会 愛玩動物飼養管理士1級
    日本動物病院福祉協会 JAHA3級動物看護師
    ZPK家庭動物管理士2級
    協同組合ペットサービスグループ プロフェッショナルトリマーB級
    日本ペットマッサージ協会 ペットマッサージセラピスト
    JMAA日本メディカルアロマ協会認定アドバイザー
    JMAA日本メディカルアロマ協会 ペット・メディカルアロマテラピスト
    国際家庭犬トレーニング協会 ドッグトレーナー2級

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