犬がされたら嫌なことリスト

「かわいいから」「喜んでくれてるから」と思ってやっていたことが、実は犬にとって苦痛だった——こんなことは意外と多いものです。犬は嫌なことをされても言葉で伝えられず、体のサインで示すしかありません。
トリマー歴12年の私が、犬がされたら嫌なことをリスト形式でお伝えします。今日から意識してみてください。
肩甲骨を持って抱き上げる。声だけで話しかける。

脇の下に手を入れて持ち上げるのは、犬にとって関節・骨格への負担が大きく、痛みを感じることがあります。特に小型犬や高齢犬は注意が必要です。正しい持ち方は「お腹と後ろ足を支えながら抱える」です。
視線だけで、声をかけ続けるのも、落ち着きのない刺激として犬を疲弊させることがあります。声かけはほどほどに、犬が落ち着いているときはそっとしておくことも大切です。
いきなり頭をなでる。目を見ながら近づく

いきなり頭を撫でるのは、犬が事前に認識していない「上からの刺激」のため、驚きや恐怖を感じさせます。特に初対面の犬や警戒心が強い犬には要注意。まず手の甲を差し出して匂いを嗅がせてから触れましょう。
犬の目をじっと見ながら近づくのは、犬の社会では「威嚇・挑戦」のシグナルです。初対面の犬には特に避け、視線を外しながら近づくことが安心感につながります。
匂いを嗅ぐ機会がない。ルールが無い。

匂いを嗅ぐ機会を与えないのは、犬にとって大きなストレスになります。犬にとって匂いを嗅ぐことは「情報収集」であり、散歩中に匂い嗅ぎを禁止することは情報の遮断に等しいです。
ルールがない環境も犬を不安にさせます。「何をしていいかわからない」状態は人間と同じく犬にもストレスです。明確なルールがあることが犬の安心につながります。
飼い主が緊張。からかう。

飼い主が緊張・不安でいると、犬はその感情を即座に感じ取ります。犬は飼い主の精神状態に非常に敏感です。飼い主がリラックスしていることが、犬の安心感に直結します。
犬をからかう(わざと怖がらせる・遊ぶふりをして与えないなど)は、信頼関係を壊します。犬はユーモアを理解できないため、繰り返すことで飼い主への不信感が生まれます。
苦手な人(犬)との交流。リードを引っ張る。

苦手な人・苦手な犬との強制交流は犬に大きなストレスを与えます。「慣れさせたい」という気持ちはわかりますが、強制することで逆にトラウマになることも。段階的に慣れさせることが重要です。
リードを引っ張ることは首・頸椎への負担になります。常に引っ張り続けることは慢性的な痛みの原因にもなりますので、ハーネスの活用やリードトレーニングを検討してください。
無理やり爪切り。無理やり歯磨き。

無理やりの爪切り・歯磨きは「ケア=嫌なこと」という記憶を植えつけ、ますます嫌がるようになります。時間をかけて少しずつ慣れさせ、「ケア=いいことがある」という経験を積ませることが大切です。
まとめ

今回のポイントをまとめます。
- 脇だけで持ち上げない。お腹と後ろ足を支えて抱える
- いきなり頭から触らない。手の甲で匂いを嗅がせてから
- 目を見ながら近づかない(特に初対面)
- 散歩中の匂い嗅ぎを禁止しない
- 無理やりのケアは逆効果。段階的に慣れさせる
愛犬のストレスサインを見落とさないために、日頃から行動をよく観察してください🐾宮古島のドッグサロン てぃーつりーでは、ケアが苦手な子にも丁寧に対応しています。


