わんこのしつけ完全攻略 だめ編

「ダメ!」——犬を叱るとき、ほとんどの飼い主さんがこの言葉を使います。しかし、「ダメ」という言葉は使い方を間違えると、かえって犬を混乱させてしまうことがあります。
トリマー歴12年の私が、「ダメ」というコマンドの正しい使い方と、叱るだけでは改善しない理由を解説します。
なぜ叱る!?

「ダメ!」と叱る目的は「その行動を今すぐやめさせること」です。危険なものに近づく・食べてはいけないものを口にしようとしているなど、即座に行動を止めなければならない瞬間に使います。
ただし、「ダメ」が効果を発揮するためには毎回同じトーンで、タイミングよく使うことが前提です。普段穏やかな声で話している飼い主が、突然低い声で「ダメ!」と言うことで犬は「これは普通ではない」と認識します。
ポイント

「ダメ」を効果的に使うためのポイントは以下の通りです。
- タイミング:行動している最中か、しようとした瞬間に言う。事後に叱っても犬には理解できない
- トーン:低く短く、1回だけ。何度も叫んだり、長々と叱り続けるのはNG
- 表情:目をそらさず、冷静な表情で。怒り顔・大声は犬を混乱・恐怖させる
- 一貫性:家族全員が同じルールで「ダメ」を使う。ある日はOK、ある日はダメでは学習できない
叱るだけではだめ

最も多い失敗が「ダメとだけ言って終わり」です。犬は「何をしてはいけないか」は学べても、「何をすればいいか」はわかりません。
例えば、ソファに乗ってしまった犬に「ダメ!」と言うだけでなく、「下りて→おすわり→褒める」という正しい行動を教えることがセットで必要です。問題行動を「別の良い行動に置き換える」という視点を持ちましょう。
また、叱ることが多すぎると犬はストレスを感じ、行動が委縮したり、叱られることへの恐怖から別の問題行動が出たりすることもあります。叱る回数よりも、褒める機会を増やすことが長期的には効果的です。
まとめ

今回のポイントをまとめます。
- 「ダメ」は行動中か、しようとした瞬間にタイミングよく使う
- 低く短く、1回だけ。長々と叱り続けない
- 「ダメ」のあとに「正しい行動+褒める」をセットで行う
- 一貫性が最重要。家族全員で同じルールを使う
叱ることより褒めることを増やすと、犬はぐっと聞きやすくなります🐾しつけについてご不明な点はドッグサロン てぃーつりーへ。



