【本の要約】『エフォートレス思考』一生使える努力をしない成功法則

    目次

    エフォートレス思考とは

    目標があるけどなかなかうまくいかなかったり、何をするにも大変な思いをしているという方は努力の仕方を学ぶと楽に人生を生きることができます。

    今回はそんな努力をしてもなかなか成功が掴めないという人に対して無駄な努力を0%にして成果を100%にする方法が書かれている『エフォートレス思考』という本を紹介していきたいと思います。

    本書は前作のエッセンシャル思考の続編として書かれた本です。

    エッセンシャル思考とは必要なことに集中することで成果を最大限にしましょうという本になります。

    エッセンシャル思考の要約もこちらでしていますので読んでみてください

    まず、今回のエフォートレス思考の意味というのはエフォート=努力をレス=しない、つまり努力を最小限にして結果を出す思考法の身につけ方を紹介している本となります。

    そして前作のエッセンシャル思考は『何を』やるかを教えてくれる本に対してエフォートレス思考は『どのように』やるかを極める本です。

    エフォートレスな精神

    まずエフォートレス思考というものを結論から言うと我慢は美徳という思い込みを捨てて根本的な解決策に注力しましょうということを言っています。

    エフォートレスな思考を身につけることによって我慢を楽しいに変えることが出来たり自分にとって最適なペースで仕事やプライベートを有意義に過ごすことが出来ます。

    ではエフォートレス思考の精神についてみていきます。

    楽をすることは悪いこと?

    まず本書で1番に触れられている内容が重要なことをやることが苦痛であると言う思い込みを無くしましょうというと言われています。

    多くの人は仕事は仕事、遊びは遊びと分けて考え、仕事は苦痛を伴うものと考える人が多いのではないでしょうか。

    そして、仕事を精一杯頑張りこの苦痛に耐えることが成功につながるものであると言う思い込みをしています。

    著者曰く努力の価値が過大評価されすぎていると言います。

    この頑張らないと成果が出ないとか苦痛がないと喜びは味わえないという思い込みが成果の出ない無駄な努力を強要してしまっているのです。

    特に日本人はその風潮が大きく結果に結びつかない努力をしてしまいがちです。

    本書で書かれていることは頑張らなくてはダメでという思い込みを捨て成果が出るのは何かを考えることが大切であると言っています。

    つまり、もっといい方法を探したり、楽に成果を出す方法を考える方が先だよということです。

    いろんな角度から同じ結果になるようなやり方を検討してみることがエフォートレス思考の基本的な考え方になるでしょう。

    エフォートレスな行動

    前章でエフォートレス思考がどんなものなのかが分かったと思います。

    今度はどんなことをすれば頑張らずに結果を出すことができるのかについて学んでいきたいと思います。

    エフォートレス思考を実現する手順は以下の通りです。

    1. 初めの一歩を身軽に踏み出す
    2. 良い失敗を積み重ねる
    3. 早く着くために、ゆっくり進む

    です。

    一つづつ見ていきましょう

    はじめの一歩を身軽に踏み出す

    まずは最初の一歩を踏み出しましょう。

    皆様もやらなければ行けないレポートや報告書になかなか踏み出せず家でゲームをしたり、SNSをしたりしているうちに休みが終わってしまうという経験はないでしょうか?

    ただ一度はじめてしまうと意外と乗りに乗ってしまって案外すぐに終わってしまったということもあるのではないでしょうか?

    ゴールは決まっているのになかなかはじめられないのは仕事に置いても最初の一歩が決まっていないからで有ることが多いです。

    なので本書で言われているのはまず明確な一歩を決めることが物事を始める上では最も大切です。

    ただそれも難しい場合があります。

    例えばパソコンで報告書を書かないと行けないという場合、まずは1ページ書いてみようと思うかもしれませんがそれだとなかなか重い腰は上がらないです。

    どうすればいいかと言うとまずはパソコンを立ち上げるところに目標を置いて見ましょう。

    1ページ埋めるという目標は内容も不明確ですし最初の出だしを何にするかなど考えないと行けない工程がたくさんあります。

    しかし、パソコンを立ち上げるのは電源ボタンを押すだけです。

    明確な一歩と言うのはシンプルで誰がやっても同じ結果になるような行動です。

    まずはそういった最初一歩を更に複数のステップに分けたところからはじめてみましょう。

    困難は分割することが大切なのです。

    良い失敗を積み重ねる

    つぎに良い失敗を積み重ねましょう。

    著者いわく多くの人は創造のプロセスを誤解しています。

    世の中には映画や絵なども美しく洗練されたものはたくさんあります。

    多くの人は一部の天才的な人が何の経験もなく完璧な状態でそういった絵や映像を世に出していると誤解しています。

    特に日本では失敗は許されない文化が根強くあります。

    しかしそれは大きな間違いで目に見えない努力や経験を繰り返した結果よりよいものを生み出した結果があのような映画や絵などに反映されるのです。

    我々の人生や仕事、プライベートも同様で最初から完璧にする必要はなく、失敗とはその人の成果であり、現状なのです。

    そこから自身が学び取ることができればそれは良い失敗となるでしょう。

    とりあえず結果を出すことで改善・修正を繰り返して行くことが大切です。

    まず「ゴミ」からはじめて何度も失敗を繰り返してブラッシュアップすることが完成への近道です。

    小さくはじめることが大切で徐々に大きくしていくのがセオリーでしょう。

    早く着くために、ゆっくり進む

    最後にペースについてです。

    本書で言われていることというのは上限と下限を作りましょうということです。

    多くの人は成果を出したいと最低限これだけやらないと行けないというような下限の部分は決めます。

    例えば本を読もうと思って1日1ページは読むと決めたとします。

    この目標というのは最低でも1ページと言う目標であり、調子が良い時は一冊読んでしまうし悪いと1ページしか読まないということです。

    一見良さそうな戦略なのですが実はペースが乱れてしまって壁にぶちあったってしまったときに幅が大きすぎて挫折しがちなのです。

    では、上限を作るというのはどういうことかというとさっきの例だと10ページ以上は読まないと決めておくということです。

    なので毎日必ず1ページは読むようにするし、たくさん読んだとしても10ページ以上は本を読まないと決めるのです。

    そうすると安定したペースで本を読むことができ時間をかけながら着実に成果を得ることができる方法なのです。

    この方法を知らないとすぐに燃え尽きてしまい習慣にしようとしたこともすぐに諦めてしまいがちということです。

    他にも仕事のノルマの上限と下限を決めたり、友達との飲み会や食事などの上限と下限を決めるなどもいい方法かもしれないです。

    全力疾走はリスクですのでゆっくりペースを守って長く続けるようにすることが成果を出すコツなのです。

    エフォートレスのしくみ化

    ここまでどういった行動を取れば結果に結びつくのかを見てきました。

    エフォートレスの仕組み化では努力を少なく最大の結果を出すための仕組みを自分自身や周りにつくる方法が書いてあります。

    一生モノの知識を身につける

    まずは最初に一生使えるような知識を優先的に身につけようということが書いてあります。

    多くの人は目先の問題を解決するためだけの知識を優先して身につけてしまいます。

    例えば学生の頃、テストのために一夜漬けで数学の公式や歴史の年号などを覚えたと思います。

    しかしこれらの知識は目の前のテストでいい点数を取るという目的のために身に着けた付け焼き刃の知識で多くの場合すぐに忘れます。

    一方で原理原則を学ぶことができればその知識は一生使うことができれば一生その知識を使い倒すことができるのです。

    例えば営業の知識があれば人のものを売るというスキルを使って売るモノが変わっても生きていけますし、マネジメントの知識があれば人を育てて利益を出すことができるでしょう。

    このように知識には原理原則となるような一生使える知識手軽な解決策のように一つの努力で一つの成果しか得ることができないような知識の層があります。

    原理原則を優先的に学ぶことができれば人生は加速度的によくなっていくでしょう。

    例えば良い習慣を身につける方法であったり、ダイエットの方法であったり、お金の知識などは原理原則があります。

    一生モノの知識をみにつける方法はやはり読書が一番であるのでいろんな本を読むようにしましょう。

    不審コストを削減する

    仕事をする上で信頼というのは必要不可欠です。

    お互いが信用し会えるような関係が良いというのが当たり前のことですがこれらの信頼関係というのはどのように評価すれば成果につながるのでしょうか?

    本書では不審のコストは削減することが成果によりつながるとあります。

    つまり全幅の信頼をおきましょうということです。

    ここまで聞くといい話に聞こえるかもしれませんが実はこの話には裏があり、逆に信頼できない人は切り捨てましょうということなのです。

    つまり、信頼できる人には全部を任せ信頼できない人や疑わしい人は関わらないようにしましょうということです。

    これが不審のコストを払わないということなのです。

    本書では自動車会社の社長の話が出ていてある時、会社で小さな横領が発生しました。

    その時は額も少額で会社も忙しく、横領をした方ももうしないと反省していたのでそのまま雇い続けました。

    そして5年後にまた大きな着服をして逃げてしまいました。

    小さな横領という不審に思った段階で問題に対処していれば5年後にこのようなことが起こることはなかったですが不信のコストを割き続けたばかりに問題は大きくなってしまったのです。

    友達や家族、仕事などでこういった不審のコストがかかる人というのは多くいると思います。

    エフォートレスなしくみを作る上ではこういった人は極力避けて行くことが大切なのでコストがかかる人との付き合いはそのコストに見合っているかを考えることが大切です。

    そうしないと後で無駄な努力をしないと行けなくなるかもしれませんね。

    まとめ

    エフォートレス思考という本を紹介しました。

    本書は最小限の努力で最大限の成果を上げるための本です。

    まずは努力しないと結果を出すことができないという思い込みをなくしましょう。

    楽に結果を出す方法を考えることがエフォートレス思考です。

    まずは成果を出すために小さく踏み出すところからはじめましょう困難は分割しましょう。

    そして失敗を恐れずに、自分のペースを守りながらゆっくり安定したペースで成果を出していきましょう。

    知識には手軽な解決策と原理原則のような一生使える知識があるので原理原則を優先して身につけよう

    不審コストは削減し、信頼できない人とは距離をおきましょう。

    -参考図書-

    以上

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    エフォートレス思考

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