【リボ払い】知らないとヤバい身近に潜む借金地獄の入り口

    目次

    クレジットカードの支払い方法

    みなさんクレジットカードを利用しているときにお支払い方法はどうしますか?と聞かれることがあるでしょう。

    大抵は一括で支払うか分割で支払いたい場合は何回でと回数を指定することができます。

    しかし、カードの設定によってリボ払いというのができるのです。

    どれがいいのかというと一括払い一択です。

    一括決済ができない人というのはクレジットカードを持つべきではないくらいです。

    つまりクレジットカードの支払い方法には大きく分けて一括払い、分割払い、リボ払いがあります。

    例えば10万円の支払いをクレジットカードでしたとします。この場合は通常の一括払いであると次の月か翌々月に10万円の請求が来るので指定した銀行から引き落とされます。

    また、分割払いもクレジットカード会社によって違いますが大きな買い物をしたときなどにその購入金額を分けて支払いをすることができます。

    ただ、その際回数によっては手数料がかかりますがしっかり均等に分割してあるので終わりは見えています。

    10万円の支払いをして2回でというと翌月に5万円翌々月に5万円が銀行から引き落とされます。その際多少の手数料が上乗せされる場合があります。

    そしてリボ払いを使うことにで10万円の買い物をした場合指定した金額が5000円だとすると次の月は5000円の引き落としてくれてそれが10万円の残高に達するまで定額で引き落としてくれるのです。

    これだけ聞くと優しいサービスだ!と思うかもしれません。

    しかし、これは表の顔で実は裏では悪魔の顔を持っているのです。

    結論から言いますと経済的に豊かな人や金融に精通している人は絶対にリボ払いサービスは使いません。

    これからこのサービスのデメリットや危険性を解説していきます。

    リボ払い

    まずはリボ払いとはリボルビング払いの略であらかじめ設定した金額を毎月一定で返していくことができるサービスです。

    先程も例に出したとおり毎月の支払いを一定にしてくれるので家計管理が楽になるというようなイメージがありますよね。

    しかしその実態は借金で合法ギリギリの高額な利息をとってきます。

    この利息というのがかなり厄介でクレジットカードの会社によって異なりますが年利15%くらいであると思えばいいでしょう。

    なんだか数字を言われてもよくわからないという方も多いと思いますので具体例を見てみましょう。

    シュミレーション

    利息の計算というものは少し複雑なので今回はシュミレーションサイトを使ってみま

    JCBのショッピングリボ払いのシュミレーションサイトです。

    https://www.jcb.co.jp/service/payment/pop/shopping-revolving-simulation.html?pram=searchsim

    10万円

    例えば先程出した例で言うと10万円の支払いで月々元金5000円+利息を支払っていったとします。

    そうすると支払総額は112899円になります。

    つまり利息で12899円がかかったということになります。

    そして最初の方は手数料だけで毎月1000円程度取られているのです。

    これを大したことないと思う人もいるかも知れませんし大きな出費と思う方もいると思います。

    50万円

    ではもう少し金額を大きくして50万円にして毎月の支払いを月々元金5000円+利息を支払っていったとします。

    そうすると支払総額は814527円になります。

    つまり314527円は利息として支払わなくては行けません。

    そして毎月の手数料だけでは5000円から6000円と元金を超えて返さなければいけなくなります。

    ここまで来るとさっき余裕だと思っていた人たちの顔もひきつるのではないでしょうか?

    100万円

    さらにさらに、100万円にして毎月の支払いを月々元金5000円+利息を支払っていったとします。

    この場合、支払総額は2254045円になります。

    つまり1254045円を利息として別途払わないといけなくなります。

    そして毎月の手数料は12000円程度になり元金と合わせると17000円ほど支払わなくては行けません。

    そして17000支払ったところで借りた100万円のうち5000円しか減っていないという状況になるのです。

    白目むくレベルですよね。

    ここまで数字をいっぱい出して来ましたが要するにいっぱい借りたら思っているよりいっぱい返さないといけなくなるよという言うことです。

    最初は10万円で返す利息も毎月1000円程度で良かったのに100万円借りてしまうと利息だけで毎月12000円も返さなくてはいけなくなるのです。

    ではなぜこんなことが起こるのかと言うと利息というものをしっかり理解しておらずさらに年利15%という利息がどれほど怖い数字なのかということがイメージできないところにあります。

    利息

    まず利息というものは残高に対して付くので金額が多くなるとそれだけ多くの利息を支払わなければいけなくなります。

    そして利息を多く支払う分元金が減るスピードは遅くなるのです。

    リボ払いをしすぎて結構キツキツの生活をしていて毎月2万円ぐらい返済しているのに元金は月に5000円くらいしか減っておらず、完済するのに5年、10年かかったという人もザラにいます。

    これがリボ払い地獄です。

    年利15%

    さらに15%という数字ですがこれは複利の計算をするとすごい金額になることがわかります。

    例えば10万円手元にあるので15%で運用した場合、10年で44万円になりますし、20年で197万円になりますし、50年運用していたら17200万円になります。

    これは10万円の元手に年利15%の1/12である1.25%の利息がかかりその翌月には増えた金額に対しても利息がかかり毎月毎月雪だるま式に増えていってしまうという複利の効果を逆に利用されているためです。

    つまり返さずに放置してしまうと10万円というお金でも複利でどんどん大きくなってしまうということなのです。

    株式投資

    ちなみにこの複利を逆に利用しているのが銀行や株式投資で株式投資をすることによって資産はどんどん膨らんで行きます。

    株式投資についてはこちらの記事を見てみてください。

    銀行の場合は金利は0.001%しかありませんので全然増えませんし、リスクをある程度とった株式投資でも税引き後5%程度での運用に成りますので15%という暴利がどれだけ大きいかがわかると思います。

    年会費無料のクレジットカード

    クレジットカードは無料で発行ができるものも多いのですがその理由は一部の人がリボ払いをしてくれることによって利益が取れるので発行や維持にかかる料金がかからず年会費が無料になるのです。

    もちろん年会費が有料でもこのサービスはありますのでリボ払いの仕組みを理解して利用しないことが大切です。

    つまり金融に精通している人は自分からこういった手数料が取られるようなことはしないということです。

    もし借りるのであればもう少し金利の安いとことを選ぶということです。

    リボ払いの罠

    ただ、こんな借金なんてしないよと思う方も多いのではないでしょうか?

    しかし世の中にはさまざまな手を使ってリボ払いにしようとしてきます。

    1番悪質なのは最初からリボ払いの設定になっているということもあります。

    この場合は出来るだけ早急にリボ払いの設定を解除することを強くお勧めします。

    例えばショッピング枠が50万円の場合50万円の限度額に達するまで気づかないケースもあります。

    そうすると先ほどいったように5千から6千円の手数料がどんどんかかる場合も結構な確率で起こりうるのです。

    さらにショッピング枠が100万円とか300万円とかになってくるともう悲劇ですよね。

    ショッピング枠が多く取れるような高収入の人もリボ払いを知らないだけで地獄の借金地獄が始まってしまうのです。

    借金地獄から抜け出そう

    できるだけ早く返す

    ではもしもうこのような状況になっていてこのリボ払いの借金地獄から抜け出す方法についてですが1番に考えることはできるだけ早くこの借金を返済してしまうということです。

    15%という金利は結構高くこれよりも高い金利はなかなかないのでこのリボ払いは優先的に完済を目指しましょう。

    もちろんこれより金利が高い場合はそちらを優先しましょう。

    基本はできるだけ早く返していくことが重要になります。

    理由は借金を放置しているだけでお金はどんどん吸い上げられるからです。

    もし投資などをしてみたいという方も早急に完済することを目標にし、完済してから投資をしていきましょう。

    15%の投資商品なんてなかなかありません。

    まとめる

    また、借金が他にもある場合は借金をまとめることが出来ます。

    その場合、まとめる会社にもよりますが15%だった金利が10%くらいになったという人もいます。

    金利というのは先ほども言った通り下げるだけで支払う総額はかなり変わってくるのでまとめるといいでしょう。

    借り換え

    また、金利が安い銀行系のローンに借り換えをする方法もあります。

    これも金利の高いリボ払いから金利の安い銀行のローンにするだけで総額は減ってくれるのです。

    できる限り金利を減らす努力をしていきましょう。

    このように甘く見られがちな金利で数%なんてあまり気にしないという人も多いと思いますがその数%が人生を狂わせるほどの大きな化け物に変貌することがあるのです。

    特にクレジットカードのリボ払いはさまざまな手を使って設定を促して来ます。

    例えばポイントをあげるからリボ払いにしてくれとかリボ払いに設定すると年会費が無料になったりとクレジットカード会社はあらゆる手を使って利益を上げようとしてくるのです。

    しっかりと金融を学んでこのような広告を見かけてもカード会社の裏側を見透かせるようにしておくと人生は生きやすくなります。

    お金を貯めたいのであれば成功する法則だけでなく失敗する法則の方にも目を向ける事が大切です。

    まとめ

    クレジットカードの支払い方法は一括か分割かリボ払いがあります。

    1番いい支払い方法は一括払いで一括払いができないのであればクレジットカードを持つべきではありません。

    特にリボ払いは悪魔の契約で一度踏み入れてしまうと借金地獄に陥ります。

    それは金利が15%と高額で合法ギリギリのラインに設定されている場合が多いからです。

    もし、もうその借金地獄に落ちいている場合は出来る限り借金返済に充てて全力で返していきましょう。

    また、借金をまとめたり、借り換えをすることで金利をできる限り下げるというのもできるので金利というものはしっかりと意識しておきましょう。

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