わんこのしつけ完全攻略 拾い食い編

散歩中に地面のものをすぐ食べようとする、キッチンで落としたものを一瞬で口に入れてしまう——愛犬の拾い食いに悩んでいる飼い主さんはとても多いです。
拾い食いは、最悪の場合中毒・腸閉塞・誤嚥などの命にかかわる事故につながります。「かわいいな」では済まされない、重要な問題行動です。
トリマー歴12年・犬の行動学も熟知した私が、拾い食いの原因とその直し方を分かりやすく解説します。
目次


犬が拾い食いをするのは「わがまま」ではなく、本能的な行動です。野生時代の犬は食べ物を見つけたらすぐに食べることが生存本能でした。その習性が今も残っています。
また、好奇心や退屈も原因のひとつ。特に若い犬や運動量が不足している犬は、地面のにおいを嗅いで口に入れることで刺激を求めることがあります。
他にも「構ってほしい」「飼い主さんの反応が楽しい」という注目引き行動になっているケースもあります。拾い食いしたとき飼い主が慌てて追いかけると、犬が「これをすると遊んでもらえる!」と学習してしまいます。
なぜ犬は拾い食いをするの?



拾い食いを防ぐ最も効果的な方法は「リードコントロール+コマンドトレーニング」の組み合わせです。以下の3ステップで練習しましょう。
- ①おやつを足で隠す:地面においたおやつを足でカバーし、犬が鼻を近づけても与えない。犬があきらめて顔を上げたら「よし!」と言って別のおやつを手から与える
- ②「よし!」の合図で食べさせる:必ず「よし」などの許可コマンドを言ったあとにおやつを与えることを繰り返す。「許可されてから食べる」習慣をつける
- ③散歩中に実践:上記が自宅でできるようになったら散歩中にも応用。何かに近づこうとしたらリードを短く持ち直し、「よし」がない限り食べさせない
最初は室内で、次に庭で、そして散歩コースへと段階を踏んで練習するのが成功のコツです。
拾い食いを治すコツ

拾い食いのトレーニングで最も大切なのは「口に入れる前に防ぐ」ことです。口に入れてしまってから無理やり取り出すと、犬が「取られる!」と思って丸呑みしてしまう危険があります。
また、叱って取り上げることを繰り返すと「飼い主=おやつを取る敵」というイメージを与え、かえってトレーニングが難しくなります。
散歩中はリードを短めに持ち、犬の動きを先読みして対応することが重要です。「危ない植物・ゴミが多い場所」では特に注意を払いましょう。

ポイント

今回のポイントをまとめます。
- 拾い食いは本能・好奇心・注目引きが原因。わがままではない
- 「よし!」の許可コマンドで食べさせる習慣をつける
- 足でおやつを隠すトレーニングから段階的に実践する
- 口に入れてから取り上げる行為はNG。丸呑みのリスクを高める
拾い食いはトレーニングで必ず改善できます。焦らずコツコツ続けることが大切です。宮古島でしつけ・トリミングについてお悩みの方は、ドッグサロン てぃーつりーへお気軽にご相談ください🐾


