犬の「まて」の教え方は、おやつを手のひらにのせ、食べようとしたら手を引っ込め、1秒待てたらあげるという流れで、1秒から少しずつ秒数を伸ばしていきます。「おやつを見ると飛びついてしまう」という子でも、順番どおりに練習すれば覚えてもらえます。この記事では、準備するもの、4つの手順、つまずきやすいポイントを、図解を交えて解説します。
この記事の結論
- 手順は「落ち着かせる→おやつを手のひらに→手を引っ込める→1秒待てたらあげる」
- リードで追いかけを防ぎ、1秒→3秒→5秒と少しずつ伸ばす
- 1回の練習は5分ほどで切り上げ、短く毎日続ける

まとめ図解:落ち着かせる→手のひらにおやつ→手を引っ込める→1秒待てたらあげる。
「まて」ができると何が変わる?

「うちの子は『まて』ができない」という悩みは多いですが、しつけで簡単に覚えてくれます。「まて」は、愛犬の安全を守る基本のしつけです。道路への飛び出しや、落ちている物の拾い食い、玄関やドアが開いた瞬間の飛び出しなどを防ぐ場面で役立ちます。また、ごはんの前に待てるようになると、興奮を落ち着かせる習慣づくりにもつながります。
「まて」の練習で準備するもの

- お気に入りのおやつ:いつものごはんより特別感のある、小さく割ったおやつがおすすめです。
- リード:おやつを追いかけて動いてしまうのを防ぎます。手順2の段階からつけておきましょう。
- フード:おやつ以外に、ごはんの粒でも練習できます。
- 静かな部屋:テレビやおもちゃなど、気が散る物がない場所で始めます。慣れてから、少しずつ場所を変えていきます。
「まて」の教え方|4つの手順
手順1:愛犬を落ち着かせる

まずは愛犬の集中力を高めます。静かな部屋で、周りにちらつく物がない環境をつくりましょう。練習の前に、呼吸と気持ちが落ち着くのを待ちます。興奮しているときは、無理に始めません。
手順2:おやつを手のひらにのせて「マテ」と言う

右手のひらにおやつをのせ、愛犬に見せながら、「マテ」と短く声をかけます。リードをつけておくと、動き回りません。
手順3・4:食べようとしたら手を引っ込め、待てたら「ヨシ」と言って与える

おやつに口を近づけたら、手を引っ込めておやつを隠します。叱る必要はありません。そして、待てたら「ヨシ」と言って、おやつをあげましょう。最初は1秒待てたらOKです。
うまく教えるコツ|秒数の伸ばし方とつまずきポイント

褒めるタイミングと秒数の伸ばし方
犬は、望ましい行動をした直後に褒められると覚えやすいといわれています。目安は1〜2秒以内です。待てた瞬間に「ヨシ」と声をかけ、すぐおやつをあげましょう。1秒待てるようになったら、3秒、5秒と少しずつ伸ばします。30秒くらいできるようになったら、ごはんの前にも試してみてください。
こんなときはどうする?つまずきポイント
- 手を引っ込めると、おやつを追いかけてしまう:リードをつないで、追いかけられないようにします。根気よく続けると、「待つとおやつがもらえる」と学習します。
- 途中で集中が切れてしまう:犬の集中力は5分ほどといわれます。5分たったら切り上げ、時間をおくか、翌日に改めましょう。
- できないからと叱ってしまう:失敗しても叱らず、もう一度やさしい手順(短い秒数)に戻って、成功で終わるようにします。
練習は「短く、毎日」が基本
一度に長くやるよりも、短い時間を数回に分けて、毎日少しずつ続けるほうが定着します。家のなかでできるようになったら、玄関先やお散歩の途中など、少しずつ誘惑のある場所で練習すると、どこでも使える「まて」になります。家族全員が同じ声かけ(「マテ」「ヨシ」)を使うことも大切です。
「まて」についてのよくある質問
Q. 子犬でも「まて」は教えられますか?
はい。短い秒数から、遊び感覚で始められます。集中が続く時間は短いので、ごく短い時間から始め、成功で終わるようにしましょう。
Q. おやつを使わずに教えられますか?
慣れてきたら、おやつの回数を減らし、声での褒め方に切り替えていけます。最初は、愛犬が食べたいものを使うと、覚えるのが早くなります。
Q. どうしても飛びついてしまいます
リードをつけて追いかけを防ぎ、手を引っ込める手順を繰り返してください。待つ秒数が短くてもよいので、できたらすぐに「ヨシ」と言って、成功体験を重ねましょう。
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まとめ
- 「まて」は、道路や玄関での飛び出し防止など、愛犬の安全を守る基本のしつけ
- 手順は「落ち着かせる→おやつを手のひらに→手を引っ込める→1秒待てたらあげる」
- リードで追いかけを防ぎ、1秒→3秒→5秒と少しずつ伸ばす
- 1回の練習は5分ほどで切り上げ、短く毎日続ける
- できなくても叱らず、簡単な段階に戻って成功で終わる
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