神モチベーション
筋トレを習慣にしたいけどやる気がでなかったり、プレゼンの資料を準備しないと行けないけどなかなか手がつけられないということがあるのではないでしょうか?
そんなやる気をコントロールしたいという方は『神モチベーション』という本がおすすめです。
この本を読むことで誰でも簡単にやる気を出すことができる方法がわかります。
本書を書いたのは星渉さんが書いた本でメンタル面や幸せについて数々のヒット作を残す著作家である一方、経営コンサルなどの仕事をこなす方です。
そんなメンタルに精通した方が教える最強のやる気をコントロールする方法を見ていきましょう。
人生やる気が9割
やる気を出すのと出さないのでは将来的に大きな差が生まれます。
それが仕事面であったり家族のことであったり、自身の夢であったりとやる気の使い所は多岐に渡ります。
例えばプレゼンの準備をやる気を持って挑む事によって企画の提案がうまく行ったり、大きな取引がまとまり昇給や昇進につながるでしょう。
しかし、プレゼンの資料作成のやる気が起きないと準備はギリギリになり、コピペで資料を作って練習する時間もないのでドギマギしたプレゼンになるでしょう。
やる気がコントロールできるのとできないのでは成功への大きな障壁になります。
さて、本書の結論から言うと将来の明確な目標を設定することでやる気は自動的に出て自動的に仕事を終らせることができます。
この結論を導くためには3つのやる気があることを知らなくてはいけません。
- ハイモチベーション
- アクティブモチベーション
- ギャップモチベーション
の3つです。
一つづつ見ていきましょう。
ハイモチベーション
ハイモチベーションとはやる気まんまんで気合を自分で上げて行く形のモチベーションです。
一見、良さそうなモチベーションなのですが熱しやすく冷めやすいモチベーションなので危険だと本書では言われています。
一般的にやる気というものを想像するとき真っ先に出てくるやる気がこのハイモチベーションです。
よし、頑張るぞー!と重い腰を自身を奮い立たせることで強制的にやる気を出すタイプのモチベーションなので勢いをつけることにエネルギーを使ってしまうのです。
多くの人がこのモチベーションだけで戦おうとするのでやる気って続かないという印象がついてしまうのです。
アクションモチベーション
アクションモチベーションとはまず体を動かしてやる気を出す方法です。
例えば、パソコンで資料を作らなければ行けないのであればまずはパソコンの電源を入れることだけやろうと決める方法です。
このアクションモチベーションは科学的には正しい方法で扁桃体という部分が刺激されることによって続けようとする人間の本能を使ったモチベーションアップ方法です。
この方法は他の本でも提唱されていて『習慣が10割』という三日坊主をなくす方法が書かれた本でもおすすめされていました。
合わせて読んでみてください。
しかし本書ではこの方法も最初の一歩がそもそも出ないということでもっと一般的な実践できるやり方はないか?と言っています。
ギャップモチベーション
では本書の肝であるギャップモチベーションについてです。
ギャップモチベーションとは簡単にいうとギャップを埋めたい気持ちを使ってモチベーションをあげようという方法です。
例えば、今にもドアが閉まって発進しそうな電車があったとします。
この場合、少し走れば間に合うのであれば何も考えずに小走りで電車に向かい、乗車しますよね。
この時、よっしゃーやる気を出して乗るぞ!というようなハイモチベーションを使ったり、まず右足を出そうというようなアクティブモチベーションを使うことなく自然に乗ることができます。
このように自然にモチベーションが上がって自動で目的を達成するし、現在と目標のギャップを埋めるモチベーションの上げ方をギャップモチベーションといいます。
では次の章でギャップモチベーションについてもっと詳しく見ていきましょう。
永遠に続くやる気の作り方
ではギャップモチベーションについてより詳しく見ていきましょう。
前章でも例に出した電車のようにこのままでは間に合わないという現在と間に合ったという未来のギャップを頭の中で作ることによってモチベーションが上がり、電車に乗るという行動を起こすことができるのがギャップモチベーションです。
未来の記憶と過去の記憶
これはなぜ起こるかと言うと将来こうなりたいという状態を明確に想像することで現在できていないギャップを埋めようと行動を起こすのです。
この将来こうなりたいという未来の姿のことを本書では『未来記憶』。
逆にこのような成功をしたから同じように成功するという過去の姿をモチベーションにすることを本書では『過去記憶』といいます。
この未来記憶と過去記憶を上手に使いこなすことによってやる気をコントロールすることができるのです。
未来記憶
星さんの原体験ですが、小学生の頃、マラソン大会で前回の大会で友達が全校生徒の前で表彰されてそれをいいなーと思いながら見ていたとします。
次の大会では自分も表彰台で表彰されたいと考えて時に星さんは朝5時に起きて練習をしていました。
結果は一位を取ることができました。
これは現在は表彰されていないという現実と将来1位になっているという未来記憶を表彰されている友達を見て明確に想像ができてからなのです。
つまり我々の脳というのは感情的で明確なビジョンが見える事によって自然と行動を起こし現在と未来のギャップを埋めてくれるのです。
『7つの習慣』という本の中でも終わりから思い描くことが大切であると言われています。
詳しくは『【本の要約】『7つの習慣〜人格主義の回復/スティーブン・R・コヴィー』人生を成功に導く』を御覧ください。
過去記憶
過去記憶も同様に過去の記憶と現在の間のギャップを埋めようとし、それがモチベーションになるのです。
これは感情を伴う行動であれば現在に繋がり、努力や成功体験、悔しさなどを原動力に行動ができるのです。
例えば、学生時代の受験で高校に受かったという成功体験が仕事の資料集めやプレゼンの準備などのモチベーションに繋がるなどです。
つまり、体験の数こそがモチベーションの鍵となり、様々な努力や成功体験、苦しみがこれからのギャップモチベーションにつながってくるのです。
世界一カンタンに自分を変える方法
では、どのように未来記憶や過去記憶を利用してやる気を作ることができるのかについて見ていきましょう。
前章で見たように未来記憶は感情や明確なビジョンがギャップモチベーションに繋がるという話をしてきました。
具体的に言うとイメージ、音声、感情、動作を想像しそれを何回も反復することがモチベーションを上げる秘訣です。
どういうことかと言うと明確なビジョンというのは五感で感じられるくらいに想像に落とし込むことです。
例えば、単にプレゼンを成功させるというのは明確なビジョンとは言えません。
明確にするのであればプレゼンの構成、言葉遣い、身振り手振り、質問内容、その時どう感じるかなど具体的に想像しその通りに行けば成功と言えるでしょう。
このように明確なビジョンやそのときにどう感じるのかがわかればそこに向かって行動が自動でできるのです。
そして、明確なビジョンが見えたら、何度もそのビジョンを繰り返し想像するのです。
これによって簡単に行動に移すことができるのです。
また、もっと簡単な方法で想像するのが難しいという方は写真を合成して自分が成功した姿を待ち受けにするだけでも効果があります。
これは明確なビジョンだからです。
フランスの語学を学びたいと思ったら凱旋門の画像と自分の全身が写った写真を合成しそれを待ち受けにしておくのです。
これによってフランス語勉強がはかどったり、旅行の計画を立てたりとフランスに意識を向けることができるのです。
未来記憶を繰り返し成功体験を繰り返したときに過去記憶が生まれ、人生は複利の効果でどんどん楽になっていくのです。
未来の記憶と過去の記憶をどんどん作っていき、人生を豊かにしていきましょう。
まとめ
神モチベーションという本を紹介しました。
やる気が上がらない人はどうしたらやる気を上げることができるのかが書かれた本です。
モチベーションには3種類あり、ハイモチベーション、アクションモチベーション、ギャップモチベーションです。
自動でやる気を出し維持させたいのであればギャップモチベーションを使うことで楽に結果を出すことができます。
ギャップモチベーションとはギャップを埋めたい気持ちを使ってモチベーションをあげます。
そのためには将来の明確なイメージ、音声、感情、動作を想像しそれを何回も反復することがモチベーションを上げる秘訣です。
写真を合成し、成功した自分を待ち受けにすることも明確なビジョンとなりモチベーションを高めてくれます。
-参考図書-
以上