【ライフピボットの要約】人生100年時代のキャリア選択術

ライフピボット

人生100年時代という言葉を聞いて不安に感じる人やキャリア選択はどうすれば良いのかわからないという方には今回紹介する『ライフピポット』がおすすめです。

人生100年時代と言われて長く生きることが出来て嬉しいと言う人がいらっしゃいますがこの言葉は人生100年生きるけど生活費は大丈夫?という意味なのです。

多くの人は老後のための準備をせず、今まで通り生きていれば大丈夫だと思っています。

しかし、実は人生というゲームのルールはこの人生100年時代と言う言葉が現れたときから大きく変わってしまっていたのです。

では具体的に何をすれば良いのか?

今回紹介するライフピボットはそういった人生100年時代を生き残るためのサバイバル術を教えてくれる本なのです。

では本書の内容に入っていきたいと思います。

ライフピボット

ライフピボットを一言で表すと人生は長くなったから長期的な計画を立てるのではなく変化に対応できるように準備をしておきましょう

そして、どういった準備をすれば良いのかが書かれた本になります。

この本のタイトルでもあるライフピボットとは日本語に訳すと『人生の方向転換』となります。

ピボットとは軸をずらすことを意味していてバスケットの片足を固定しもう片方の足を自由に動かすところからきています。

つまり人生を地に足をつけながら自由に転換して行く生き方をしようと言う作者の想いが込められています。

また、人生100年時代について書かれている本『LIFE SHIFT』の実践版でありながら、日本版でもあります。

『LIFE SHIFT』は海外で出版された本ですがこの本は日本人の黒田悠介さんという方が書かれた本になりますので日本で実践がしやすいです。

LIFE SHIFTの要約もしておりますのでこちらの記事を読んでみてください

将来の計画ではなく『準備』をする

ライフピボット

では、本書の内容に入っていきたいと思います。

本書で一番言いたいことというのは現在、人生のルールが激変したためすべての人においてライフピボットが必要になったということを言っています。

まずは最初の章では人生のルールの激変とはなんなのかについてお話していきます。

結論から言うと

  • 人生の長期化
  • ライフスタイルの短期化
  • 世界の変化の速度

です。

一つづつ見ていきましょう。

人生の長期化

簡単に言うと人は昔に比べて長生きをするようになったということです。

人生100年時代と呼ばれる昨今、医療の発達や食品の安全性が上がったり、ストレスが溜め込みにくい社会の模索などにより寿命はどんどん長くなっています。

LIFE SHIFTと言う本の中でも2007年生まれの人は100歳まで生きる確率が50%と100年前の1〜2%という数字からも激増しています。

それに伴って教育→仕事→老後と言うテンプレートが崩れ、老後が後ろ倒しになってしまいます。

例えば教育が20年、仕事が60年、老後が20年というように仕事の時間が伸びるような形になります。

これが人生の大きな変化の一つです。

ライフスタイルの短期化

次はライフスタイルの短期化についてです。

ライフスタイルというのは短くなっています。

あのトヨタが終身雇用は無理と言っていたり、大手の会社でも早期退職をと言う名のリストラを行うなど一つの会社に務めることが当たり前でなくなっています。

そして転職の流動化や副業などが流行ってきていてどんどんライフスタイルが文化ごと社会が変わりつつあります。

人生が長期化した反面ライフスタイルは短くなっているというのが大きな変化です

世界の変化の速度

最後に世界の高速化が進んでいます。

これはネットの発達によって世界に情報が瞬時に拡散されて行きます。

本書で紹介されていた『利用者5000万人を獲得するまでにかかった時間』というデータですが

飛行機 68年

自動車 62年

電話 50年

クレジットカード 28年

コンピューター14年

インターネット 7年

ツイッター2年

Pokemon GO 19日

となっています

つまり5000万人と言う利用者を獲得するために必要な年月はどんどん短縮されているということです。

イノベーションがイノベーションを呼び世界が変化するスピードは指数関数的に早くなっていくのです。

このように加速する社会の中でライフスタイルは目まぐるしく変化していきます。

同じ仕事が続けられる方が奇跡と思えるような世の中になっていくでしょう。

そんな先が読めない中でキャリアプランを考えたところで前提が崩れる可能性が高く、計画は予定通り進まないでしょう。

そんな計画が無意味な時代に何が大事なにかというとどんな変化にも対応できる準備をすることが大切なのです。

『3つの蓄積』で将来に備えよう

ライフピボット

今までで計画を立てるのではなく準備が大切であることがわかったと思います。

ここで言う準備というのは結論から言うと経験の蓄積を言います。

では具体的にどのような経験なのかというと

  • 価値を提供できるスキルセット
  • 広く多様な人的ネットワーク
  • 経験によるリアルな自己理解

を身につけることで変化に対応できます。

一つづつ見ていきましょう。

価値を提供できるスキルセット(スキル)

価値を提供できるスキルセットというのは一般的な仕事のスキルです。

お金をいただくというのは相手の悩みを解決することでもらうことが出来ます。

例えば人はお腹がすくから農家の人がお米を作って販売できます。

これはお腹が空いたと言う悩みをごはんを食べて解決しています。

他にも車が欲しい人に車を売ったり、チームを同じ方向に向けたいと言う社長の悩みを解決するためにマネジメントをしたり、新商品を出したい上司に対してプレゼンテーションしたりと何かしらの悩みを解決しています。

このお悩み解決の能力こそが価値の提供であり、その能力を高めることで経験値が高まっていくのです。

つまり、人の悩みを解決するようなスキルや人の調整能力、多面的に物事を見る能力などを身につけることがこれからの時代大切なスキルなのです。

広く多様な人的ネットワーク(人脈)

次に広く多様な人的ネットワークを構築していきましょう。

これはいわゆる人脈を広げましょうと言うことです。

ここではこの人脈によって新しい情報や機会を得ましょうと言うことを言っています。

例えば仕事の受発注やチャンスを掴むための人的ネットワークを構築しましょうということです。

なので定期的に会っている愚痴だらけの飲み会や上司の説教だけの食事ではなく仕事につながり、実際にお金が動くような人脈が大切です。

ここで大切なことは『信用』と『信頼』の違いです。

『信用』は実績や肩書、客観的な評価、一方的な関係で価値の提供で貯まるものに対して

『信頼』は深い人脈、主観的な評価、双方関係で共同作業で築くものです。

これらの信用と信頼は違う部分を高めてくれるので両方をバランス良く高めることが大切です。

これが広く多様な人的ネットワークを作る上で必要不可欠なのです。

信頼口座の貯め方についてはこちらの記事で解説しているので読んでみてください

経験によるリアルな自己理解

最後に経験によるリアルな自己理解についてです。

これは自分が何が好きどのようなものに価値を感じるのかや喜びや辛さを感じる時の共通点を知っておくことで将来のための蓄積になります。

将来的に何に価値を感じるのかを知っている人は大切なだけをわかっていれば幸せを感じるながら生きることができるということです。

他にも嫌々努力している人よりも何かに夢中な人の方が成果を出します。

例えば毎日素振りを1000回やることを日課にしている高校生でも嫌々やっている人はなかなか上達しませんが、好きでやっている人はイチローのようになるでしょう。

これは好きだからこそ夢中でやってしまって結果、上手になっているのです。

自分自身を理解しどのようなことが好きなのかを把握することで物事はうまくいきます。

そしてそれが誰かの悩みを解決するのであれば好きなことを仕事にすることも出来ます。

自己理解をするには日記を書くことをおすすめします。

たまに見返すと自分が何に喜びを感じているのかや何にイライラしているのか理解できるでしょう。

喜びは増やす努力をし、イライラはアウトソーシングしましょう。

これらのスキル、人脈、自己理解の3つを蓄積することによって変化に対応するための準備になります。

そしてこれらの3つの蓄積は車で例えるとスキルと人脈が前進するためのアクセルで自己理解はハンドルのようなものです。

上手に人生をドライブしましょう。

蓄積のための『6つ』のアクション

ライフピボット

3つの蓄積であるスキル、人脈、自己理解を貯めるために効率的で具体的な施策が本書では提案されています。

内容は

  • マッチングサービスを利用する
  • 発信し続ける
  • イベントに参加・登壇・主催
  • コミュニティに参加・主催
  • ギグワーク
  • ギブワーク

これらのアクションは3つの力を同時に手に入れることができる効率的な手段です。

です。

一つづつ見ていきましょう。

マッチングサービスを利用する

マッチングサービスを利用すると言うのはビジネス系のマッチングサービスというものがあるので利用しましょうということです。

yenta

バーチャルランチクラブ

などのサービスを利用して仕事のに関してのマッチをしてくれます。

仕事の依頼や受注が出来たり全く関係のない人とあって刺激をもらったりすることが出来ます。

これは即効性がある人に会うアクションになります。

発信し続ける

次にSNSなどで発信をしましょう。

発信によって人脈を広げたり自己理解を深めることが出来ます。

本書では発信は実名で顔出しをおすすめしています。

その方が信頼や信用を貯めることが出来、自分という人間と紐づきやすいそうです。

内容は得意分野で役に立ち、面白いコンテンツを作りましょう

これはじわじわ効く人に会うアクションです。

イベントに参加・登壇・主催

次はイベントに関わることです。

SNSで知り合った人や会社や同業種などのイベントには参加し積極的に登壇や主催することで3つの蓄積が出来ます。

これは仕事に繋がりやすいので即効性があり、場に出向くアクションになります。

コミュニティに参加・主催

次はコミニュティに参加・主催をしましょう。

SNSを含めた様々な地域のコミュニティなどに参加しすることで思わぬところから仕事の依頼が来ることがあります。

またその場では仕事につながらなかったとしても人伝いで3つの蓄積になります。

また定額でいろいろな地域に住めるサービスなどもあります。

aDDress

HafH

などのサービスを使うことによっていろいろな地域とのコミュニティを作ることが出来ます。

これはじわじわ効く、場に出向くアクションになります。

ギグワーク

次はギグワークです。

ギグワークとはオンラインで受発注する単発の仕事をです。

例えばUberEatsクラウドワークスココナラなどでインターネットを使って時間がある時に仕事を受けるという働き方もあります。

これによって3つの蓄積が出来ます。

ギグワークは即効性があり、機会を生むアクションになるでしょう。

ギブワーク

ギブワークというのは本書の造語で与えると言う意味のgiveとギグワークを合わせた言葉です。

つまり無料で働くということです。

ギグワークではまだスキルが足りなかったりお金をもらってやるようなことではないこと、または奉仕の意味でしてあげることでも3つの貯蓄は出来ます。

例えば副業でハンドメイドのポーチを作りたいと思ったらまずは友達にポーチの贈り物をしたりすることです。

もし、手応えがあれば副業へとつなげることが出来ます。

実践に勝る知識はないのでかなり優位に副業をすることができるでしょう。

これはじわじわと効く、機会を生むアクションになります。

この時代に一歩ずつでも着実に踏み出すことができる力はかなり重要です。

4つの『O(オー)』とは

ライフピボット

最後に3つの蓄積が溜まった先に何があるのかと言うお話をしていきます。

それぞれ価値を提供できるスキルセットを高めるとオクトパス型の働き方が出来ます。

広く多様な人的ネットワークが高まるとオーガナイズ型の働き方が出来ます。

経験によるリアルな自己理解を高めることでオプティマイズ型の働き方が出来ます。

また、これらを自分の生活にあったバランスで組み合わせることでオリジナル型の働き方が出来ます。

これらを4つの『O(オー)』といいます。

一つづつ見ていきましょう。

オクトパス型(スキル)

まずはオクトパス型から見ていきましょう。

これは経験で蓄積したたくさんのスキルセットを活用して様々な仕事を同時に手掛けるキャリアのとこを言います。

例えば動画編集が出来て、アプリが作れて、料理も出来てなどそれぞれでマネタイズが出来ている状態などです。

これをオクトパス型と言い、タコの足になぞらえてます。

すべての仕事がプロジェクトで実践を経てマネタイズ出来たら次のプロジェクトと渡り歩くことで自身のスキルや価値を高めることが出来ます。

無理かと思うかもしれませんが悩みを解決することを探せばよく、それを解決できるスキルであればいいので意外時間をかければ誰でも身につきます。

コツとしては今出来ている仕事をしながら新しいことを勉強したり、試してみることでオクトパス型のキャリアは身につきます。

オーガナイズ型(人脈)

次に人的ネットワークを生かしたオーガナイズ型のキャリアです。

オーガナイズ型は経験で蓄積したたくさんの人的ネットワークを生かして人をつないでいくキャリアです。

例えば建設業で機械のことがわからないと言う人にアプリ開発の会社を紹介し、仕事の効率化をするなど人と人をつなぐキャリアです。

これは人をつなぐだけでも仕事に出来ますし、つないだ人たちでプロジェクトに参加することも出来ます。

また自身の商品があると、それを販売するための販売ルートにもなります。

価値を生み出すことで蓄積はどんどん増していくでしょう。

オプティマイズ型(自己理解)

次に自己理解を生かしたオプティマイズ型のキャリアです。

オプティマイズ型は経験で蓄積した深い自己理解を活用して自分に最適な働き方をするキャリアです。

例えば自身にはそんなに物は必要ないと理解していれば仕事を週3日に減らしたり、お金のためではなく自分が喜びを感じる仕事をしたりできるキャリアです。

どちらかと言うと物を少なくするミニマリスト的な生き方に近いですね。

ミニマリストについてはこちらの記事を読んでみてください。

また、旅行が好きな人などは旅行をしながら生きるという選択もできるでしょう。

海外で暮らす方法についてはこちらの記事を読んでみてください。

自分の欲しい物がわかっていればそこにコミットすることができるので効率的で自分にあったキャリア形成になるでしょう。

オリジナル型(複合型)

最後に上記の極端な例を見てきましたがこれらを組み合わせて自分にあった働き方をすることが出来ます。

これをオリジナル型のキャリアと言います。

例えば今は辛い仕事をしているけど自分が好きで没頭できるプログラミングをして徐々に成果が上がってきてそのうち辛い仕事はやめて好きな仕事に移行できるような働き方です。

スキルは身につきますし副業で会社以外の人脈が出来ますし自分の好きなことを仕事にして、それを自分の生活水準に合わせて行きます。

これはスキル、人脈、自己理解をバランスよく蓄積することで可能になるキャリアのひとつなのです。

また、これを続け様々な仕事を経験することでスキル、人脈、自己理解はどんどん高まっていき、人生はより豊かになっていくでしょう。

副業からはじめて自分の好きなことを無リスクで手に入れることは人生100年時代を生きる上では必要不可欠なキャリア選択術になるでしょう。

軸をずらしながらより自分が好きで没頭できる仕事を探しましょう

まとめ

ライフピボットの要約をしました。

人生100年時代は100歳まで生きれて嬉しいということではなく100歳まで生きるけど生活費大丈夫?という意味です。

働く期間が伸びるのでスキルを身につけることがとても大切です。

伸ばすべきは仕事のスキル、人脈、自己理解です。

それぞれ力はマッチングサービスを利用する、発信し続ける、イベントに参加、コミュニティに参加、ギグワーク、ギブワークで高めておきましょう。

各力を高めることでたくさんの仕事のスキルが身につき、人脈が増え自分の生活にあったキャリア形成が出来ます。

まずは副業からはじめて軸をずらしながらより自分が好きで没頭できる仕事を探しましょう

点と点をつなぎましょう。Connecting the dots

-参考図書-

以上