【『要約』お金持ちになるための黄金の羽根の拾い方】資産を増やすための方程式

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    資産を増やすための方程式

    なんだか毎月カツカツでお金が残らないという人やお金持ちになりたいけどどのようなことをすれば良いのかわからないという方に今回紹介する『お金持ちになるための黄金の羽根の拾い方』という本がおすすめです。

    この本を読むことによってお金と人生設計を上手に扱うことが出来ます。

    経済的な目線で自分たちが生きている社会を見ることによって遠回りをしている自分が客観的に見えたり、どんなふうに人生を楽しんだり、お金を使うことが合理的なのかが見えてくるでしょう。

    そして本書のすごいところは机上の空論ではなく実際にこうすると良いよというような実践方法まで書かれている点です。

    なのでこういう時どうすれば良いんだっけと言う時に辞書を引くように本書をめくりながら調べることができるのです。

    お金持ちになるための黄金の羽根の拾い方

    そんな本書に書かれていることというのは

    • 投資について
    • 資産運用
    • 節税について
    • 人的資本について

    です。

    エピローグ

    ではお金持ちになるための黄金の羽根の拾い方について触れていきましょう。

    まずは本書の結論ですが副業をして最終的にマイクロ法人を作りましょうと言う内容になります。

    本書は初版が2002年に発行された少し古めの本なのですが2014年に法律の変化や古い知識などを改定して改変版が発行されています。

    つまり今の社会にマッチするように書かれた本で法律や税金の細かい仕組みなどは時代とともに改定されているのですが本と言うのは内容を変えづらい媒体です。

    しかし本書は2014年に新しい内容に変わっているので本質的な部分は変え時にテクニック的な部分を時代に合わせて変えてくれているということになります。

    特に今の時代、副業が当たり前になり本業の他にももう一つ自分で稼げるビジネスを持つことが徐々に浸透して来ました。

    人生100年時代と言われる昨今では年金がどれくらいもらえるのかわからない現状で定年に向かっていくのは危険な行為です。

    そんな中自分の好きなことをして老後の年金の足しにする副業というのは必要不可欠な時代がまさに今きているのです。

    そんな今だからこそ自分で生き抜く力を授けてくれるのが本書であり、副業や資産運用、節税についてかなり専門的かつわかりやすく書いてある本書が必要になります。

    それでは内容に入っていきたいと思います。

    投資について

    黄金の羽根とは?

    まず本書のタイトルにあるお金持ちになるための黄金の羽根の拾い方の『黄金の羽』とはなんなのかというお話をしていきます。

    結論から言うと黄金の羽根というのは制度の歪みから発生する幸運のことを言います。

    つまりこの羽根を拾うことによって大きな利益をもたらしてくれます。

    本書の中でも紹介されている例えで2002年に開催された日韓ワールドカップのお話を例に出していきたいと思います。

    日韓ワールドカップでは日本で販売されているチケットが本来7千円だったのですが応募が殺到しすぎてオークションなどでは20万円もの高値をつけるほど値段が高騰していました。

    また、このチケット欲しさにはがきや電話をかけ続けたり、スポンサーの商品を買って抽選に応募する人が多くいましたが結局このチケットを手に入れることが出来たのはほんの一握りのラッキーな人でした。

    しかし、その一方でサッカー協会にコネもない人がやすやすとチケットを手に入れた人もいました。

    この差は何だったのかというと日本販売分のチケットではなく海外販売分のチケットを手に入れていたと言う違いです。

    日本販売分のチケットはたくさんの人が応募して手に入れようと必死だったのですが海外ではそこまでの熱がなく、売れ残っている分もありました。

    つまり、海外の販売分のチケットを海外の知り合いに買ってもらって家族で全試合見たという人もいたということです。

    これを聞くとずるいと感じるかもしれませんがこれはFIFAから全員に公開されている情報でみんなにチャンスがあったということです。

    そしてこのチケットの流通システムを理解しておけば簡単にチケットを手に入れることが出来たということです。

    ずるいというよりも知識不足が招いた差であり、この差こそが黄金の羽根を拾うと言うことなのです。

    こういった黄金の羽根というのは社会の至るところに落ちていて本書の結論である副業をすることやマイクロ法人を作ることでこういった黄金の羽根を拾うことができるのです。

    方程式

    お金持ちになりたいと思うけどどうしたら良いのかわからないという方も多いと思います。

    本書ではそういった方のために投資についても書かれています。

    まずはお金持ちになるための方程式が本書に書かれています。それが以下のとおりです。

    (収入−支出)+(資産×利回り)

    という方程式です。

    これは毎月収入が入ってきてそこから必要経費を引いた額が手元に残るので貯金ができると言う左側と

    自分が持っている貯金や金融資産にその利率をかけて増えた額が右側でそれを足した数が総資産であると言う方程式です。

    なんか簡単なことを難しくしているような気がすると思うかもしれませんがお金を貯められない人はこの方程式が頭に入っていません。

    すごく簡単なことなのですがこの計算式を頭にいれておくことがとても大切なのです。

    つまりこの方程式は何が言いたいのかというと資産を増やしたいのであれば収入を増やす、支出を減らす、利回りを上げるしかないということです。

    本書でおすすめされている方法が具体的に書いてあるので抜粋しますと

    収入を増やすに関しては自己投資をすることと共働きが推奨されていました。

    支出を減らすに関しては住居費用と生命保険と税金を安くすることを推奨しています。

    保険に関する記事はこちらにも書いてありますので読んでみてください。

    健康保険があるから大丈夫。

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    利回りを上げるに関してはインデックス投資をおすすめされていました。

    インデックス投資に関しては筆者も実践しておりますのでこちらの記事も参考になるかと思います。

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    それぞれの具体的な施行が本書では書いてあるのですが今回は資産運用と節税と自己投資については後で掘り下げていきたいと思います。

    もし気になるという方は本書を読んでみてください。

    資産運用

    資産運用に関しては上記の利回りを上げると言う部分に関わってきます。

    実は貯金は安全と思われる方も多いかもしれませんが実はれっきとした投資です。

    我々は銀行に対して貯金と言う形でお金を渡して、しっかりと金利を頂いているのです。

    その金利というのが0.001%と言うもらっているかどうかわからないくらいの値段になっています。

    更に銀行はもし潰れたとしても1000万円まで保証してくれると言うオプションを付けることで安全性を担保しています。

    しかし我々の貯金というのは銀行の中ではしっかりと運用されておりその結果0.001%と言う金利をもらうことができると言う仕組みです。

    そしてこの年利0.001%と言う金利は10万円預けたとしたら一年後に100円くれると言うくらいの資産運用にしかなりません。

    ではどうしたらもっと運用をうまくできるのかというとネット証券でインデックス投資を毎月定額で買い付けると言うドルコスト平均法が本書では推奨されています。

    ネット証券は手数料のやすさが売りで長期で資産を運用する場合、手数料が高いと手数料が利益を圧迫してそのうちマイナスになってしまいます。

    同様にインデックス投資は指数に連動する金融商品の種類で人が選ぶわけではないので手数料が安いです。

    インデックス投資についてはこちらの記事を読んでみてください。

    また相場はランダムに動きながら長期的に上昇していくことが様々な研究でわかっているのでそういった理由からも手数料が安いインデックス投資が推奨されています。

    投資の世界で有名な理論の一つであるランダムウォーク理論についてはこちらの記事を読んでみてください。

    最後に日本から海外に投資をする場合はドルコスト平均法が使えます。

    これは毎月定額金融商品を買い付けることによって価格が高い時に少なく買って価格が低い時多く買う投資手法を使うことが出来ます。

    このように資産運用は最初に知識を入れることであとは放っておいても年利5%くらいにすることが出来ます。

    もちろんリスク許容度の中でやるのが前提で続けれないと意味がないのですが利回りについてはこれでクリアできるでしょう。

    節税について

    本書ではこの節税についてがメイントピックになっています。

    もちろん副業をしていたり個人事業主をしているという人はかなり勉強になり、この本一冊で何千万という節約がもうすでにできるという人はかなりいらっしゃると思います。

    しかしまだ何もしていないよという方や副業を始めたばかりという方ですと恩恵を受けられないのかというとそんなことはありません。

    こういう方は今後どのように立ち回るかがわかると思いますのでかなり優位に進めることが出来ます。

    今回はそんな副業や起業をしようと思っている人に対してお話をしていきたいと思います。

    まず根本的にサラリーマンというのは節税が難しい業態です。

    本書内でもサラリーマンが多くの税金を搾取されていることに対して言及しています。

    例えば年収で1000万稼いだとしても250万円の税金や社会保険料で持っていかれています。

    また社会保険料の半分は会社が払っていると言うことになっているがこれは会計上、人件費として計算されるのでもともと自分がもらえる分を国に搾取されていると本書では言われています。

    ただこれが冒頭でお話した日本でチケットをがんばって取ろうとしている状態で本書で紹介されている方法というのが海外販売分のチケットのとり方です。

    その方法というのがマイクロ法人を作ると言う節税方法です。

    このマイクロ法人というものを作ることによって合法的に税金をコントロールすることが出来ます。

    例えばわかりやすいように100万円会社からもらえるとした場合、サラリーマンは所得税30%だと30万円の所得税を払って50万円の支出があって余った20万円を貯蓄や資産運用に回すことが出来ます。

    しかしマイクロ法人の場合、順番が変わってまず経費として50万円払って残った50万円に法人税15万円がかかるので純利益が35万円残るということになります。

    所得税についてわからないという方はこちらの記事を読んでみてください。

    つまり、税金がかかる前に必要経費を払っておくことでかかる税金を小さくすることができる効果がマイクロ法人にはあるということです。

    具体的に本書で書かれている節税方法としては所得税が発生しない範囲で自分自身に給料を支払ったり、所得税が発生しない範囲で家族に給料を支払ったり、生活費の一部を経費にしたり、個人資産を法人名義で持つことができると言うメリットがあります。

    このようにマイクロ法人を作ることがメリットたくさんありますのでとりあえずはここを目指して副業や個人事業主を始めるのはありだと思います。

    単純に生活費の一部を経費にすることは個人事業主でも出来ます。

    ただマイクロ法人や個人事業主を始めると言っても何か価値を提供できないと会社を作ることは出来ません。

    売上が定期的に入らないと会社を作ることが出来ないからです。

    ではどうすれば良いのかについて最後の自己投資についてでお話をしていきます。

    お金

    自己投資について

    では今まで資産運用や節税の方法など見て来ましたが最後は自己投資について見ていきましょう。

    本書では結局自己投資が一番利回りが高い、いい投資先であると言っています。

    今までの資産運用も節税も結局は自分が稼げていると言う前提が必要になってきます。

    例えば年収300万円の稼ごうと思ったら一般的なビジネススキルを持っていて地方で働いていなければ普通に稼げる額であると思います。

    しかしこの300万を金融所得で稼ごうと思ったら7500万円が必要になります。生涯年収が2億と言われている昨今では月々1/3投資してやっと一生かけて届く範囲になります。

    年収の25倍稼いだら金融資産だけで生活ができるFIREと言う方法があります。

    やり方についてはこちらの記事を読んでみてください。

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    【FIREとは?】働かないで生きていく方法 皆さん働かずに生きていく方法があったら知りたいと思いませんか? 実は2016年頃からアメリカでブームになっている『FIRE』という早めに引退する方法があるんです。 知らないとどんどん置いて行かれることになりますよ。

    つまり節約や資産運用だけで7500万円に届くのは少しむずかしいことになるでしょう。

    それでは自分自身に投資をして300万円だった年収が500万円になったとしたらどうでしょう?

    支出が変わらないことを前提にしてさっきの例だと増えた200万円と300万円の1/3の100万円合わせて300万円が余剰資金として投入できれば25年で7500万円に達成することが出来ます。

    更に1000万まで行けば700万円の余剰資金が生まれるので10年ちょっとで達成が可能になるでしょう。

    つまり今のままではどうしても難しかった資産運用だけで7500万円に達することも自己投資を上手にして給料を増やすことができれば達成は可能なのです。

    今までいろいろなFIRE本を読んで来ましたが再現性が高い方法は結局他で稼ぐことでした。

    つまり自己投資をしましょうということです。

    では具体的にどのような自己投資をすれば良いのかについてです

    自己投資のをするために大切なことはインプットとアウトプットです。

    インプット

    インプットは高額の情報商材を買うのではなく自分自身の体験が結局は一番の情報なのです。

    例えばこれはいい商品で、これは悪い商品と言うような情報があったとしても結局自分の生活に合わなければ価値のない情報です。

    iPhoneが良いよとおすすめされても他にアップルの商品を持っていなければアンドロイドのほうがコスパがいい場合もあります。

    ただ情報収集の過程で失敗をすることはたくさんありますがこれも必要な情報なのです。

    日本人は失敗を恐れて何もしないことが多いですが失敗をしない人は成功は出来ません。

    なので致命傷にならないようにお金をかけずに少しづつできることから始めることが大切です。

    何事もスモールスタートが成功の鍵になるでしょう。

    また身につけた力で転職をすることによってその能力が必要な会社で今よりも年収を上げることが出来ます。

    例えばExcelや簿記などの資格を取得することによってこういった資格が必要条件の会社が今より年収が高く採用してくれる可能性があります。

    特に今はプログラミングの技術は重宝されるのでこの辺の知識を抑える事によって年収を上げることができるでしょう。

    アウトプット

    ただ、知識だけでは全く無価値です。

    アウトプットすることによって相手に利益を与えることが出来て初めて投資の価値を得ることができるのです。

    なのでインプットも大切ですがその情報を元に利益を与えることが出来て初めて自己投資が成功したことになるのです。

    このバランスを欠くとノウハウコレクターになりますので注意しましょう。

    例えば当ブログは副業でやっているのですがこれも年間サーバー代1万5千円とドメイン代1千円程度で始めることが出来ます。

    そして本を読んだりネットで情報を集めることで皆さんの目に止めることが出来ました。

    これに関わることは全部自己投資でですし、副業としてお金を生んでくれるのです。

    今はYoutubeやtwtterなどでもお金が稼げる時代なので情報共有や情報発信というのは比較的簡単にできると思います。

    そしてそこで得た知識や技術というのが自分自身を成長させ、人生100年時代を生き残るための原動力になるのです。

    知識、技術が現代を生きるための最大の資産でありそれに伴う経験が財産になるのです。

    まとめ

    お金持ちになるための黄金の羽根の拾い方についての要約してみました。

    お金持ちになりたいけどどのようなことをすれば良いのかわからないという方に必見の良書でお金を貯めるための方程式が書かれた本です。

    方程式は(収入−支出)+(資産×利回り)で出すことができ、つまりは収入を増やすか、支出を減らすか、利回りを上げることでお金持ちになることが出来ます。

    具体的には収入を増やすに関しては自己投資をすることと共働きがおすすめされ、支出を減らすに関しては住居費用と生命保険と税金を安くすることをおすすめされ、利回りを上げるに関してはインデックス投資をおすすめしていました。

    本書のメイントピックはマイクロ法人を作って節税しましょうと言う内容です。

    先に税金を払わないといけないサラリーマンになるのではなく、先に経費を払ってそこから税金を払う個人事業主の方が有利だよと言う感じです。

    最後に自己投資が一番効率がいい投資先です。

    インプットだけでなくアウトプットをして初めて身になります。

    -参考図書-

    以上

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    黄金の羽根の拾い方

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