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    【本の要約】『サイコロジー・オブ・マネー』自由に生きるためのマインドセット 【FIRE本】

    目次

    サイコロジー・オブ・マネー

    今回はサイコロジー・オブ・マネー〜一生お金に困らない「富」のマインドセット〜 という本を紹介していきたいと思います。

    本書はお金を使ってしまうという浪費癖がある人や投資をして老後を安泰にしたいという人に向けて書かれたマネー本でお金に関する考え方であるマインドセットを学ぶことができる本です。

    サイコロジーとは心理学のことで直訳するとお金の心理学という意味になります。

    本書を書いたのはモーガン・ハウセルさんで米国の編集者をしていてたくさんの記者賞を受賞している方です。

    なので堅苦しいお金の本が多い中で本書はどっぷりと入り込みやすく読みやすい本になっています。

    ではどんなことが書いてあるのかというとFIREをベースに置いた資産形成とその考え方やリスクについてと貯金をしましょうというような内容になっています。

    FIREについてはこちらの記事で解説しておりますので読んでみてください。

    簡単に説明すると主に株などの金融資産を購入し続け、支出の25倍を貯めることができればその配当で生活ができるので経済的に自立して働く必要がなくなるという考え方です。

    FIREについてはこのあとの長期積み立ての部分でしっかり触れてい行きますがどういう仕組みか気になる方はこちらの記事も読んで見てください。

    本書はこのFIREという考え方をベースに途中でやめないためのマインドセットやお金に対する考え方について書かれた本になります。

    では詳しく本書を見ていきましょう。

    概要

    自由

    お金とは

    まず本書はお金の価値というのは『自由』を手に入れることであると言っています。

    幸せの基準というのは人それぞれで違うと思いますが根本的な部分というのは『思い通りに人生を送れること』であると思います。

    好きな仕事をしようと思っても生活が出来ないくらいの給料しかもらえない場合は諦めたり、好きなところに行きたくてもお金が無くて諦めたりしなければいけなくなります。

    逆にお金があれば仕事ではなく趣味だったとしても生活が滞ることはありませんし、旅行に行きたればどこにだって行くことが出来ます。

    例えば、ランチで1000円のラーメンか5千円のランチビュッフェが選択肢としてあったとしてお金が無ければ1000円のラーメンしか選ぶことが出来ないかもしれませんがお金があればどちらを選んでも良いのです。

    お金というのはこういった選択肢の自由を手に入れるための道具に過ぎないということです。

    つまりお金があるということは働かなくてもいいという自由を手に入れることも出来、思い通りの人生を送ることができるというのがお金にある価値なのです。

    人生を自分でコントロールしているというはっきりとした感覚がある人は幸福感を感じているのです。

    貯金の価値

    次に多くのマネー本では投資をしましょうや人との関わりあいこそが長期的に見て人生を豊かにするということが書かれていますが本書がおすすめしているのは貯金です。

    本書ではもしも仕事が嫌になったとしても貯金がなかった場合仕事を辞めることが出来ず、泣く泣く働き続けることになってしまうけれど貯金があればすぐにでも仕事を辞めることができるということが書かれています。

    これは長期的に見れば投資や人間関係を良くしておくことが最善なのですが急に危機的な状況に陥った場合に再起出来なくなってしまうというリスクがあるのでそのために最低限の貯金を貯めておきましょうということです。

    お金があるということはタワーマンションに住めるとかかっこいい車に乗れるとかそういった見せかけだけの価値ではなく自由を手に入れることができるという価値が大きいです。

    逆に承認欲求を満たすような買い物は本書ではだめなこととされています。

    承認欲求について書かれた本は『嫌われる勇気』があります要約したのでこちらの記事を読んでみてください。

    つまり、自由に選択をするために貯金はしっかりしておきましょうというのが本書の主張です。

    目的がなくても貯金をしていれば『選択肢』と『柔軟性』が手に入るということです。

    私たちは少額の貯金をするたびに、誰かに所有されていた自分の未来を少しずつ奪い返している

    サイコロジー・オブ・マネー

    貯金については『誤りの余地』でもう少し詳しくは解説していきます。

    長期積み立て

    清掃員

    本書の冒頭では2人の人物が紹介されていて一人はハーバード大学を卒業し大手の金融機関で働くエリートともうひとりは地味な清掃員です。

    エリートの方は金融機関で働くお金のプロです大手で年収も高かったのですが破産をしてしまいました。

    一方の清掃員はコツコツと地味な生活をしていたのですが亡くなったときには8億円の資産を築いていました。

    この違いはどこにあるのかというと『行動』にありました。

    清掃員の方は質素で倹約な生活をしていました。

    清掃員がやったことというのが質素で倹約な生活をしながら余ったお金で優良株を買い続けたことです。

    これが複利の力によって8億円という大金に化けたのです。

    エリートの方は金融の知識を持っていたのです豪快にお金を使い、生活のコントロールが出来ず破産をしてしまいましたが清掃員は金融の知識は比較的少なかったのですが地道にコツコツと実践出来ていたからこそこれだけのお金を生み出すことが出来たのです。

    つまり金融の知識よりも失敗をしづらい選択をすることができればプロの金融機関に勝つことができる世界なのです。

    何を知っているかというスキルではなくどう振る舞うか(サイコロジーオブマネー)というのが大切ということです。

    複利の力

    ではこの清掃員がなぜ大きな金額を手に入れることが出来たのかというとそれは『複利の力』によるものです。

    複利とは利子にも利子がつくシステムのことです。

    例えば100万円に10%の利子がつくとすると次の年には110万円になるのですがその次の年には110万円に利子がついて121万円になります。

    一年目の増えた金額は10万円でしたが2年目は11万円増えました。

    あんまり増えてないように感じるかもしれませんがこれを10年続けると259万円になり、159万円増えるのです。

    本書では複利の話でウォーレンバフェットという投資の神様の話が出てきます。

    ウォーレンバフェットは投資の世界で知らない人はいない超有名人なので資産は本書が書かれた時に8.5兆円でした

    しかしそんなウォーレンバフェットの8.5兆円の資産の99%は50才を超えてから築かれたものになります。

    更に60才以降に築かれた資産は90%以上になります。

    これは資産というのは直線的に増えるものではなく、指数関数という曲線を描くように増えて行くのです。

    下の図は月に1万円を年利5%で50年間投資した場合のシュミレーションです。

    折れ線グラフ

    このように月に1万円のという少額でも50年間続ける事によって元金600万円が2680万円になるのです。

    この5%という運用利回りは比較的現実的な額で複利を利用すれば老後2000万円問題も解決しそうですね。

    老後2000万円問題などの年金の解決策はこちらの記事を読んでみてください。

    ただ注意点として本書で言われているのは想定ている一番いいシュミレーションを元に人生設計をするのではなく、比較的ネガティブに人生設計をすると良いと思います。

    ここで言われていることは、時間をかけて投資をすることで複利をきかせることが出来ます。

    大事なのは大きなリターンを得ることよりも経済的に破滅しないことが大切なのです。これだけでプロよりも良い結果をもたらすことが出来ます。

    複利についてはこちらの記事でもお話していますので読んでみてください

    マインドセット

    マインドセット

    無駄な出費を抑える

    では具体的にどのようなマインドを持てば良いのかという話をしていきます。

    まずは先程出たエリートと清掃員の話のように出費を抑えることが大切です。

    ただ我慢すれば良いのではなく、自分自身の生活に必要なものとそうでないものを分けて生活に必要なものは変えず、必要でないものをなくしていくことが大切です。

    大切な物にフォーカスする生き方はミニマリスト的な生き方ですのでミニマリストについて書いたこちらの記事も読んでみてください

    資産というのは収入から支出を引いてそこに運用利回りをかけたものが手元に残ります。

    つまり、資産を増やしたければ収入を増やすか、支出を減らすか、運用利回りを上げるしかありません。

    ここで一番てっとり早いのは支出を減らすことです。

    この考え方はお金持ちになるための黄金の羽根の拾い方という本に書いてあります。

    この本も要約しましたのでこちらから読んで見てください.

    他にも実務的な節約方法として、電気代を安くする方法や携帯代を1300円にする方法など本ブログでは紹介していますのでぜひ試してみてください。

    どれも生活の質を下げずに最初に設定しておくだけで永久的に安い料金が続きます。

    またやるべきでない節約もあります。やらなくて良い節約はこちらを読んでみてください

    誤りの余地

    次に誤りの余地について話していきます。

    この章では人生の計画などでよくうまく言ったらこれくらいになるという打算的な予測をしている人が多いですが本書では貯金をすることで遊びをもたせることが大切だと言うことを話しています。

    よくあるFIRE本はできるだけ多くの資産を株や投資信託に入れることを推奨しています。

    またdie with zeroという本のように金融資産だけでなく経験にお金を使って人生を豊かにしましょうという考え方もあります。

    本書の立ち位置としてはそれらも大切だけど貯金もしましょうねという内容です。

    貯金の価値という章で目的がなくても貯金をしていれば『選択肢』と『柔軟性』が手に入るというお話をしましたがこの部分が本書の特徴的なところです。

    その真意というのは貯金があることで心の平穏を保つことが出来て株価に振り回されることが減ります。

    例えばFIREに向けて長期で積み立てをしていたとしても最後の最後で暴落してしまった場合、積み立てた投資信託などを切り崩すとすぐに枯渇してしまいます。

    しかし貯金があればまずはそちらを切り崩して暴落が戻ったくらいに積み立てた投資信託を切り崩せばこういった暴落も乗り切ることができるでしょう。

    他にも暴落している最中でも最悪貯金があるから大丈夫だという気構えでどっしりと構えることができるのです。

    合理的なのはFIRE本のような株や投資信託にどんどんいれていくことですが現実問題、メンタルを平穏に保つという意味では貯金比率を高く持っておくことが一つの手なのです。

    市場のゲーム

    最後に投資環境での注意点として自分がどんな市場でゲームをしているのかをしっかり把握することが大切です。

    一番多いのは長期投資をしようと投資をはじめたのに短期投資をしている人です。

    長期投資と短期投資は全く違っていて、サッカーと野球くらい違います。

    長期投資は相場が長期的に右肩上がりであるので複利がきかせられることがメリットなのですが短期投資はチャートのパターンを見て売り買いをして利益を出します。

    なので株のプロが言ってるからというような声に長期投資家は耳を傾けるべきではなくそういった雑音が長期投資の失敗に繋がったりパフォーマンスが落ちてしまいます。

    最近はtwitterやテレビのコメンテーターなどで株の値動きを予想していますが長期投資家は別のスポーツをしているんだと思ったほうがお金の心理学としては衛生的です。

    まとめ

    サイコロジー・オブ・マネー/一生お金に困らない「富」のマインドセット と言う本を紹介しました。

    この本はFIREをベースに置いた資産形成とその考え方やリスクについてと貯金をしましょうというような内容です。

    貯金をすることで自由を手に入れることが出来、人生を自分でコントロールすることが出来ます。

    基本的には投資信託などの金融商品を買うことをおすすめする本なのですが本書の特徴としては貯金をすることが大切であるという点です。

    目的がなくても貯金をしていれば『選択肢』と『柔軟性』が手に入るということです。

    精神的に落ち着きながら資産運用をしましょう。

    サイコロジー・オブ・マネー

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